第794冊目 最短で成果☆超仕事術 荘司雅彦/著

最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

目次


第1章 勉強と仕事を楽しくするコツ(何のために仕事や勉強をするのか
会社に必要とされる人材になる ほか)
第2章 確実に成果を生み出す時間術(成功する人は仕事にメリハリをつけている
無駄な作業は大胆に手を抜く ほか)
第3章 できる人の人間関係の作り方(「よき仲間」を作る方法
できる人から学んでみよう ほか)
第4章 最短で目標に近づく勉強法(勉強の一歩を踏み出そう
武器になる資格を持とう ほか)
第5章 アイデアが湧き出る人の発想術(豊かなアイデアにつながる情報蓄積法
思考力に磨きがかかる頭の使い方 ほか)


最低限やらなけらばならないことを決めておく


これに関して有名な逸話をご紹介いしましょう。ビジネス書によく引用される有名な逸話です。


ある経営コンサルタントが某社の経営者と会ってひとつのアドバイスをしました。そしてコンサルタントは次のように言ったそうです。


「私のアドバイスどおりにやって効果が上がったら、あなたがそれに見合う金額を私の口座に振り込んでください」


後日、そのコンサルタントの口座には高額な報酬がふりこまれました。


コンサルタントがその経営者にアドバイスしたことはたったひとつ。


「明日、やるべき仕事のリストを毎日必ず作成してから仕事を終えてください」


要するに、仕事しろ勉強にしろ、その日にやるべき最低限の事項を確定している人はあまりにも少ないのです。


もっと言ってしまえば、その日の気分に応じて適当に仕事を始めてだらだらしていたところ、気がついたらある仕事の締め切りが近づいていて残業して帳尻を合わせる、というような人がどちらかというと多数派なのです。


それに対し、その日やるべき最低限の仕事を紙に書いておき、それらの仕事を順次こなしていけば、やるべきことは早く仕上がり、それ以外の仕事に着手したり計画を立てたりする余裕すら生まれます。


漠然と頭の中で考えているのではなく、きちんと書き上げておくことが重要なポイントです。スーパーに10品くらいの買い物に行って、過去一度も買い忘れたことがないという希有な人は別かもしれませんが(……笑)。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


「あとと1学期しか生きられないと想像してみてほしい。そして、君たちはその1学期間、良い学生として通学し続けなければならない。その時間をどう過ごすかを、考えてもらいたい」――スティーブン・R・コヴィー


編集後記



最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

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