第625冊目 意思決定力 「決断」を仕組み化する55のルール 本田直之/著
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/10/17
- メディア: 単行本
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目次
1 なぜ今こそ「意思決定力」が必要なのか?
2 大前提となる「基本ルール」を理解しているか?
3 「情報のインプット力」を鍛える
4 インプットした情報から、「選択肢」を抽出する
5 「シミュレーション力」を鍛え、意思決定する
6 意思決定で失敗しない、「リカバリー力」を蓄える
7 毎日のトレーニングで「意思決定力」を鍛える
日々のトレーニング感覚でインプットする
ここまで情報のインプットについいて、述べてきましたが、大切なのはやはり日頃からのさまざまな「想定練習」です。
2007年のホノルルマラソンは、あいにくの雨天でした。上位選手のなかでタイムのばらゆきがあったのも、この雨が原因。つまり、雨のなか練習をたくさんしている人と、していない人とで、相当な差がついたらしいのです。
雨天を想定した練習をしていた人は「水溜まりはよけずにそのまま走ったほうがいい」「雨脚が強いときはこのペース配分で」というインプットを積み重ねてきたのでしょう。
「想定練習」で差がつくのは、マラソンだけではありません。F1の場合、莫大なお金が動くうえに命もかかってきますから、テクニカルタームは雨のレースも想定して、ウエットタイヤなどの準備も綿密に行うといいます。
意志決定もスポーツも、さまざまなケースを想定した充分なインプットがあれば、経験値は上がり、自信も増し、「本番」で成果を出すことができます。
別の例で言うと、海外で生活する際には、いくら慣れていても緊張感を強いられます。犯罪のみならず、ごく単純な生活ルールでも、日本にいたらあり得ないような事態が生じることはありますし、意志決定する局面ははるかに多いのです。
自分で決めなければ、誰も決めてくれません。イエス・ノーを曖昧にしていたら、生活機能そのものが停止してしまうことすらあります。
そのために人に聞いたり、情報を集めたり――。判断材料をたくさん用意するために、わたしも大量のインプットをする癖が自然と身についてしまいまいた。
これをおこたると、よくわからなくてだまされてしまう危険もありますし、安易に意志決定したことによって、大変な結果を引き起こす可能性もあります。
つまり、情報のインプットとは意志決定の際のリスク回避であり、意志決定力を鍛えるための日々のトレーニングということです。
トレーニングのメニューは、主に3つ。
- ウェブや新聞、雑誌による情報収集。
- 本を読む。
- 人と会い、ネットワークを作る。
この3つをコンスタントにこなし、まったく意志決定が必要ない頃からインプットしておくことを習慣にしましょう。
あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪
- 作者: 江頭2:50
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今日の声に出したいコトバ
「あとと1学期しか生きられないと想像してみてほしい。そして、君たちはその1学期間、良い学生として通学し続けなければならない。その時間をどう過ごすかを、考えてもらいたい」――スティーブン・R・コヴィー
感想
私も本田直之さんと同じように毎日1冊の読書が習慣化しましたが、読み始めた頃は週1冊から初めて、徐々に読む量を増やしていきました。面白いことに毎日1冊読むようになると、読まない日が気持ち悪いと思うようになりました。習慣化するには最低30日は続けないといけないこともわかってきました。「30日続ければ習慣化する」は私の口癖になりました。
- 作者: 本田直之
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