第５４０冊目 銀座Ｎｏ．１ホステスの心をつかむ話し方 昼間は心理カウンセラー １５分で出会った相手をとりこにするテクニック 水希／著

昼間は心理カウンセラー 銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方

目次

第１章　最初の５分で「この娘、わかってる」と思わせる
第２章　出会って１０分、まだ自分からは話さないでね
第３章　相手のタイプを見極めて、効果的に「ほめあいづち」
第４章　１５分たったら、そろそろ会話で盛り上がりましょう
第５章　これができたら無敵もう一度会いたい女性“上級編”
第６章　「愛」と「情」で本当に魅力的な女性になる

「うなずき」の達人は、これだけで会話が続きます

会話はダンス。話しやすくするためには、うなずきでリズムをつくります。カラオケを歌っているときに、タイミングよく、あいの手や拍手があると、気持ちよく歌えますよね。会話でも次の３種類のうなずきを使いわけて、あいの手を入れ、リズムをつくります。

1. あごが首につくくらいのうなずき（小うなずき）
2. 頭が大きく下に動く、大きなあいずち（大うなずき）
3. うなずきと同時にあいづちを入れる

１の「小うなずき」は、相手の話の「、」の部分や小さい間に入れていきます。小うなずきといっても、ふだん私たちがしているうなずきよりも、やや大きめです。いつもより、首を縦にふることを意識してうなずいて、話を聴いて下さい。

ただ、大きめにうなずきますが、「うん、うん、それで、それで」という言葉を表現する小刻みな感じは残してくださいね。

２の「大うなずき」は、相手の話の「。」の部分に入れます。小うなずきよりも、さらに深く、頭が下に動くうなずきです。「う〜ん、なるほどねぇ〜。それはそれは納得です」という言葉をうなずきで表現する感じです。

ちょっとオーバーかなって思うくらいが、ちょうどいいうなずきになります。首の上下運動のつもりで、うなずいてくださいね。

鏡でうなずき方の感覚がわかったら、うなずくポイントをつかむために、テレビを使って練習してみましょう。ショッピング番組の商品説明やニュース、トーク番組でうなずくタイミングとうなずき方の練習です。うなずきがクセになってしまくらい、練習しましょう。

次の３の「あいづち」をうなずきに乗せていきます。小うなずきでリズムをつくるときには、小さく「うん」「はい」「ええ」「はぁ」「へぇ」「ほぉ」と言葉を乗せてください。

大うなずきには、少し目を見開いて、「ふ〜ん」「へ〜え」「は〜」「ほ〜」「え〜」と自分が無理をしないで会話に乗せられる言葉を選んでください。少し目を見開く態度は、その話に興味があることを伝える意味があるので、なるべくなら言葉だけでなく、目を見開くことにも気をつけてみてくださいね。

実は、カウンセラーは、「へー」だけでも何種類ものバリエーションを持つようにと、訓練するくらいなんですよ。

うなずきは相手の話をさえぎることなく、「それで、次どうなるの?」と興味を示したり、「そうなんだぁ」と話の内容をよく理解しました、納得しましたよと伝える威力があるのです。

うなずきで、リズムをつくると同時に、相手に話の内容が伝わっているだと安心させてください。すると、相手は思わず話を続けたくなってしまいます。

「私は会話下手」というあなたこそ、うなずき職人を目指してください。うなずきだけで、１時間だって話つづけられますよ。会話は言葉を発するだけでないのです。

あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪

今日の名言

あなたが「いいな」と思うひとの表情をよく観察して覚えておきます。そして自宅で鏡を見て、毎日練習しましょう。雑誌などのきれいな笑顔のモデルさんやタ レントさん、好感度の高い人の写真を前に置いて、唇（口角）の広げ方や歯の見せ方を鏡の中で真似してみるのもいいですね。――大橋照子

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