第356冊目 超・営業法 「行政書士」開業初月から100万円稼いだ 金森重樹/著

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業務の勉強をするのもいいですが、勉強にあてる時間の何分の1かでも、相手への伝達方法、印象を学ぶための時間にあてれば、どんな状況でも揺るぎない自信が身につくでしょう。


自信のなさともつながってくる話ですが、貧乏オーラ、貧乏くさい考え方は伝染します。僕のうちでは夫婦ともに貧乏くさい発言は排除するように徹底しています。後ろ向きな発言、たとえば「どうせ自分は○○だ」とか、否定的な発言、たとえば「○○なんて、できるわけない」など、いいわけやあきらめは絶対に口にしません。


相手はあなたが「何をしゃべっているのか」より、「どんな風にしゃべっているのか」のほうに印象づけられるのです。目と耳が与えるあなたの情報のほうが、話す内容よりも重要な場合もあるのです。このことが意味するところは大きいのです。


たとえば、あなたのしゃべっている内容が、法律的に正しいとしてもおどおどして自信なさげに小さな声で話していれば、お客さんは「本当にこと人に任せちゃって大丈夫なんだろうか?」と心配になってきます。お客さんは、あなたが法律的に正しいかどうか自信がないから、おどおど小さな声で話していると感じているのです。


そうすると、聞かれなくてもいいような、あなたの行政書士としての経験年数、今まで同じ事例を取り扱ったケースが何件くらいあるのか、その中で許可が下りたものが何件くらいあるのかなど、探りを入れられて、あなたに十分な経験がないと相手が判断すれば、不安を感じてあなたには依頼しないでしょう。


ところが、あなたが自信をもって発言をして、落ち着いた雰囲気で説明を行い、堂々としていれば、多少伝える内容や情報量が少なくても、残りの93%の情報で、お客さんは信頼感を持つでしょうから、あなたが新人かどうかなど質問さえしてこていでしょう。当然に経験豊かな行政書士だと思ってくれるわけです。


嘘はいけませんが、みなぎる自信を持って物事に取り組んでいて、お客さんがあなたのことをベテランだと勘違いして経験を聞いてこない場合に、自分から「新人なんです」と告白する義務はありません。


もし、あなたが、これまでの経験を根堀り葉堀り聞かれたとしたら、お客さんはあなたに対して信頼感を抱いていないということです。

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