第285冊目 ビジネスプロフェッショナルの仕事力 /岡島悦子/監修 日本経済新聞出版社/編

効率的な情報収集のためには、まず「何のために情報を得るのか」という目的を明確にすることが必要です。

繰り返しになりますが、情報は実践したり人に教えたりと、何らかの形で活用してこそ価値があるものです。いくらたくさんもっていても使えなかったら意味がない。ですから、必要な情報とそうでないものを区別する思い切りのよさが必要です。

「いらない情報と捨てる」

将来どんなそうに社会や組織がシフトしていくかという「大きなうねり」を意識することが必要です。

時間がないから本を読めないのではなく、本を読まないから時間がなくなるのです。


とにかく一番重要なリソースは時間なのです。

レバレッジメモを作るのは非常に面倒です。百冊分の本たったら五時間くらいかかります。正直言って面倒だし嫌です(笑)。でもこれをやっておかないと、もっと面倒なことになる。

似た会社に事業のヒントを得るだけでなく、自分と似た人に仕事のやり方のヒントを得ることも心がけたいですね。まずは自分のタイプや向いているやり方を分析した上で、例えば会社の先輩の中で自分にタイプを探すわけです。コツコツと地道に仕事をこなしていく人もいれば、適当にやっているように見えていつの間にか成果を挙げている人もいるでしょう。まずは自分を知った上で、自分が参考にできるようなタイプの人を見極めます。ターゲットが決まったら、できれば本人に直接教えを請うのがいいでしょう。ただ、相手がライバルであれば教えてくれない可能性のほうが高いので、その場合は見て盗むしかありません。

第1章 情報を使いこなす力量で差がつく
第2章 ライバルの前例をレバレッジする
第3章 ナレッジを発信して相乗効果を狙う
第4章 チームを活性化させる情報の仕掛け
第5章 “心”が消費と生産をクリエイトする
第6章 ウェブ革命が働き方を進化させる
第7章 情報が錯綜するなかで決めきる力
特別付録 ツールを使って情報活用を実践する