第200冊目 メシが食いたければ好きなことをやれ! 世界一の職人が教える「自分ブランド」「人づきあい」「心丈夫」の方法 著者/訳者名 岡野雅行/著

「たった一人しかいない自分を、たった一度しかない人生を、ほんとうに生かさなかったら、人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

何度も言うけど、君が、人生の主人公なんだ! ほかの人は君の人生を生きてくれないぜ。

親が真面目だと、せがれは柔らかくなる。親父が柔らかいと、せがれは真面目なのができる。

努力しているのに成功しないやつは、自分の周りを見回してみろ。もし今まで人付き合いをないがしろにしていたのなら、すぐにその考えを改めるんだ。自分のことが太鼓持ちみたいに思えてもいいから、自分から進んでコミュニケーションをとって、「こいつと一緒にいると楽しい」と思わせるようになればいいんだよ。

マニュアル通りに礼儀正しく振る舞って、表面だけの付き合いをするよりも、自分の持ち味を上手く活かした人のほうがかわいがられる。

俺は自分に対しても社員に対しても、減点法じゃなくて加点法でやってきた。

けなしたほうは忘れても、けなされたほうは決して忘れないからな。俺は思うんだ。忘れられないような嫌な思いを人にさせちゃ絶対にいけないってね。

なにかで得をしたら、そのうちいくらかを得をさせてくれた人に土産や、ご飯をごちそうしたりして返す。4回お礼を言う。

世の中には抵抗勢力ってのが必ずあって、いいものはなかなか出てこないようにできているんだ。

仕事かできるっていうのも大切だけど、だれにでもできる仕事ばかりやるんじゃなく、「これはあいつじゃないと任せられない」って分野を作るんだ。

俺は下請けじゃない。どんな大企業だろうと立場は対等なんだ。それが岡野工業というブランドの立場なんだ。

はじめるときは、真似したっていいの。だって、今の世の中にあるモノっていうのは先人の知恵を改良して今の状態になったものがほとんどだろう? 真似はダメだなんて頭でっかちになっていたら、いつまでたっても技術は磨かれないぜ。
あんたもほんとうに大切なアイデアなら、しかるべき時までぎゅっと口を閉じておいたほうがいいぞ。そこそこ貝のようにな。

ときとして「失敗してもいいからやってみな」ってふうに、任せてみないと社員も伸びない。他人に任せることも大切だぞ。

俺は大会社にも、理屈に合ってないことをされたり、言われた場合には「他へどうぞ」といってきた。それでもえらそうな態度のやつには「何百人、何千人の会社と数人の会社、どっちが先に倒れるかやってみるか」って言ってやるんだよ。「恐竜はすぐに倒れるけど、アリンコは倒れねえぞ!」っね。

俺はずっと言い続けてきた。「変わってなくちゃダメなんだ。人と違ってなくちゃ成功しないんだよ」ってね。

俺はパチンコや賭け事はやらない。

俺は健康には気をつかっているよ。タバコも酒もやらない。

「諸君!君たちの1時間にどれくらいのお金がかかっているか知っているか? 1時間5000円だそ。君たちの親が一生懸命稼いで出してくれた金だろう。バイトのために大学を休んで、君たちは1時間いくら稼いでいると思うんだ」

1章 人間関係、こうすりゃいいんだ!
2章 働くって、楽しいぞ!
3章 “変人”と呼ばれるくらい人と違うことをやれ!
4章 知恵を出してお金を儲ける
5章 世渡り力を身につける
6章 社会人になる前に、これだけはやっておけ!