第158冊目 会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール 若者と女性が教えてもらえないキャリア・アップの法則 著者/訳者名 福沢恵子/著 勝間和代/著

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

「ここまで踏みこんでもルール違反にならないぎりぎりのところ」というリアル・ルールの感覚を身につけることで、初めてチャンスをつかめるようになります。

通常の組織は出世しないとやりがいが生まれないように組み立てられている。

多くの会社は、あらかじめ入社の時点で、出世させるグループとそうでないグループに分けています。総合職と一般職の区分けなどがその典型例です。もし、自分が出世できないグループに入ってしまったということを自覚し、それでも、やはり、出世をしたいと決意したのであれば、選択は2つに1つです。職種転換などをして社内で出世できるグループに異動できるように動くか、それとも社外で別の組織に所属し直すか。つまり、転職です。

欧米では、MBAくらいもっていないと、そもそも管理職のルートに乗れませんが、日本では業務での実績が重視されるため、現場のたたきあげの出世も可能なのです。

やはり一度くらいは、理不尽な命令を受けても、まずはやってみるという姿勢が必要です。

「自分は有能だから大丈夫、いつかは認められるはず」と根拠もなく考えているとしたら、それは大きな間違いというものです。

学生時代の経験を述べるのであれば、たとえば、海外でバックパッカー旅行をしたら、テロに巻き込まれて死にかけたとか、あるいは同じアピールをするのでも学会で○○の発表をした、弁論大会で優勝した、学園祭で実行委員長を務めて、例年とは違う○○というタレントを呼んで、歴代最高の集客であった、などというレベルの話でないと、採用担当者にはアピールできません。

出来の悪い部下ほど、「時間がもっとあればできたんですけど」という言い訳をしていました。

相手が自分に何を求めているのかを理解してから仕事を始めることです。

「期待値の超え方」も重要です。常に150%の結果を出すことを自らに課す必要などないのです。なぜならそれを常に達成し続けるのは苦しいですし、本人にとっても負担になるからです。期待値を満たすのは、せいぜい20〜30%増しぐらいにとどめておきましょう。そしてまた次の仕事で、120、130%の結果を出すということを続けていくわけです。

自分の年収を100%としたら、そのうち75〜80%で生活して、残りの20〜25%を貯蓄や投資に回していかなければなりません。

リスクは、何かのリターンを得るための必要とされる、金銭的・時間的な投資なのです。

優秀な人は、自分ひとりではできないことがたくさんあるということを、とてもよく知っています。さらに自分の強みと弱みもわかっていて、弱みについては、それが得意な人にしっかりと補ってもらうような才能もあります。

たとえ正論であっても、本音を言って相手を否定してはいけない。反対意見を言ってもいいが、相手を否定しない、相手に恥をかかせないことがポイント。

攻撃に対して反撃しないと、なめられ、ますますつけ入れられる。ビジネスは戦争でもあるのです。よく、根も葉もない悪評を流されても、ひとりて「いいわ、いつか誰かが認めてくれるだろうから」と、黙々と仕事をやっている人がいますが、最後には必ず正義が勝つというほど、世の中は甘くありません。

攻撃に対しては、最優先で対処します。覚えておいてください。これは「戦争」なのです。

誰からも嫌われないでいることなど、ありえない。

叱られたときに一番してはしけないのは、言い訳をすることです。

ゲームに勝つためには、ただまじめにプレイしていても意味がなく、反則ぎりぎりの運用をすることも必要です。

できる社会人はウラもオモテも使い分ける!
仕事は出世よりもやりがいが大切?→ NO!
ほめられるのは評価されている証拠?→ NO!
派閥やごますりは悪いこと?→ NO!
産休・育休は当然の権利?→ NO! etc.
今まであなたが思っていた会社の常識は「非常識」だった! 会社で向かい風のなか遠回りの道を歩むのはもうおしまい。会社生活を楽しくサバイバルしてキャリア・アップできる最短ルートを、豊富なイラスト&図解でていねいに解説します!

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