第135冊目 あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール 著者/訳者名 堀内伸浩/著

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール (アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール (アスカビジネス)

感情的になって怒ってみたところで、お互いにとって良いことは何もありません。

「ダメです」「無理です」「できません」といったマイナス言葉を多用していると、相手に与える印象が悪くなるだけでなく、自分自身の気持までマイナス思考になっていまいかねません。

文章というのは語尾をちょっと変えるだけで印象が変わります

受け取ったメールについては、できるだけ素早いレスポンスを心がけるようにしましょう。

お客様が読みたいのは、借り物の文章ではなく、あなた自身の言葉で書かれた文章なのです。

具体的なエビソードがあって初めて、読み手は「なるほど、確かに楽しそ職場だ!」、と納得できるのだということを覚えておきましょう。

ビジネスシーンで書く文章では隠喩は必要ありません。直喩で十分です。

慣用句が正しく使えないと、社会人としての常識を疑いかねません。

「全然」という副詞は「〜〜ない」という否定形で受けるのが慣用ルールです。

ビジネスシーンで書く文章というのは、相手にその意味を正確に伝えることが第一の目的なわけですから、「読めないほうが悪い」ではなく、「この漢字は読めるだろうか?」「意味はわかるだろうか?」という視点で書くことが大切なのです。

文章を書き終えたら、必ず声に出して読み返しましょう。

文章が長くなってくると、主語と述語の不一致が起こりがちですので注意が必要です。

わざと主語を省略して書くケースも多いのですが、省略してしまうと相手に誤解を与えるケースもあるので注意が必要です。

目次

文章を難しく考えるのはやめよう
何のためにその文章を書くのかハッキリさせよう
書くべきことを5W2Hでピックアップしよう
書きたいことを箇条書きでピックアップしよう
読む側の立場になって知りたいことを考えてみよう
ピックアップした項目の取捨選択をしよう
全体の構成を考えよう
導入部分のネタをストックしておこう
わかりやすい文章の順番を覚えよう
目的に合ったまとめの一言を書こう〔ほか〕

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール (アスカビジネス)

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