第3135冊目 FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 ジョー ナヴァロ (著), マーヴィン カーリンズ (著), 西田 美緒子 (翻訳)
- 作者: ジョーナヴァロ,マーヴィンカーリンズ,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: 文庫
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- 組み合わせた指をなでる、手のひらをこすり合わせる
迷っている人(自信がゆらいでいる人)や、軽いストレスを感じている人は、手のひらをやさしくこすり合わせる。しかしもっとストレスがつのったり、さらに自信がなくなっていたりすると、手のひらを指でやさしくなでていた動きから、急に組み合わせた指を大きくこすり合わせる動きに変わってしまうだろう。指を組み合わせるのは苦痛が大きいことを示す正確な指標になり、私はFBIでも国会の証人喚問でも、質問に答えるほとんどの人たちで目にしてきた。極度に微妙な話題が持ち出されたとたん、指が伸びて揉み合い、手を上下にこすり始める。両手の間の感触を強めることで、脳に送るなだめのメッセージを増やしているにちがいない。