第3129冊目 FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 ジョー ナヴァロ (著), マーヴィン カーリンズ (著), 西田 美緒子 (翻訳)
- 作者: ジョーナヴァロ,マーヴィンカーリンズ,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: 文庫
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- 手の外見
手がどう見えるかによって、その人の仕事や日ごろの活動を見分けられることがある。肉体労働をしている人の手は、荒れて、硬くなっているだろう。農場で働いていれば切り傷がつき、グラウンドでは運転によるケガの跡ができる。指を丸めた手を体の脇につけて立つ人は、軍隊の経験があるにちがいない。ギターを弾く人は、片手の指先だけにタコができている。
手はまた、どれだけ自分に気を遣っているか、どれだけ社会の習慣に従っているかも明らかにする。手入れされた手もあれば、荒れ放題の手もある。マニュキュアを施された手もあるし、ボロボロの爪もある。男性が長い爪をしていれば年老いているか女性っぽいとみなされ、爪を噛むのは緊張か不安のサインとみなされる。私たちの脳に大きな関心を寄せるので、手の衛生には十分に気を遣う必要がある。ほかの人もよくみているのだから。