第3060冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)



座り方も重要です。椅子に腰掛ける際、背もたれに寄りかかるように深く掛けすぎると、あごが上がり、自然と上から見下ろす視線になってしまいます。記者やインタビューアーの目を見て話す際に上から目線では、よい印象を与えません。椅子には浅く腰かけ、姿勢を正すことが大切です。


また、リラックスした雰囲気を出すために、足を組むことが悪くありませんが、足を組んでしまうと、前のめりになりにくいため、どうしてもだんだん姿勢が悪くなってしまいます。ですから私のメディアトレーニングでは基本的に足組みは禁じています。


3章で紹介した腕組みなどの「クローズの姿勢」を取っていないかが重要なのです。話に引き込むために身振り手振りを使うことが大切ですが、テレビなどにおいては、大げさすぎるとうるさく映りますので、あくまで品よく、誰も見ても嫌みのない振る舞いに抑えなければなりません。