第3042冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)


  • 話す際には相手の名前を呼ぶ回数を増やす


相手の名前を呼ぶ行為は、まさに「あなたに話しかけているのですよ」というアピールになりますから、名刺交換の際には、必ず「○○さんですね」と、声に出して呼びかけましょう。難しい名前の読みを間違えずに覚えるにも好都合です。電話でも同じですが、対面のときにはいつも実行してください。


電話でも、はじめに「○○さん、こんにちは」や「お元気でしたか? ○○さん」と名前を呼びかけることによって、「私の名前をちゃんと覚えておいてくれた」「私に話しかけてくれているのだ」とダイレクトに伝わり、相手は好感を覚えます。


誰もが、自分を大切にされることが一番うれしいことです。自分の存在を認識できるからです。自分が大切にされたということが一番うれしいことです。自分が大切にされたということで感謝さえ生まれます。反対に、自分を軽んじられたと感じたり、存在を無視されたときに腹が立つものですから、要注意です。


会話の中で、積極的に相手の名前を出して話すと、相手は、「私の言葉で意義ある存在なのだ」と感じされることができます。またあなたも相手の名前を頻繁に口にすることで、その相手を近しく感じることができますので、さっそく実行してください。