第2875冊目 人生を思い通りに変える51の質問 谷原 誠 (著)
- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/03/26
- メディア: 単行本
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- 相手、顧客、第三者はどのようにこの問題を見ていますか?
自分では解決できそうにない問題につきあたった時に、違った角度から問題を眺め直してみると、案外スムーズに解決することができます。
弁護士が事件の依頼を受けた時に行う思考法の1つがこれです。他人の立場に立って視点を変えるチェンジ・アングル・クエスチョンの1つです。
まず、弁護士は、依頼者の話をよく聞き、事実を把握するように努めます。それと同時に、何か問題なのか、依頼者は、この問題をどのように見ているのか、真のニーズは何か、などを探っていきます。
その後、依頼者と対立している相手方の立場に立ってみます。なぜ相手は対立しているのか、何を欲しがっているのか、この問題をどのように見ているのか、ということを考えます。そうすると、依頼者から話を聞いていただけでは気づかなかったことに気づく場合があります。
更に、裁判を起こす前に、裁判官の立場に立ってみます。こちらの主張と、相手の主張を聞いた場合、裁判官は、この問題をどのように見て、どのような判断を下すだろうか、裁判官がこちらのストーリーに乗ってくれるためには、どういう主張をしたらよいだろうか、とうことを考えるのです。