第2494冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)

  • 礼儀正しく見せる→立ち止まって挨拶する


これは、よく新人社員のセミナーで教えていることですが、会社の内外にかからわず、見知った人とすれ違ったときは、必ずいったん立ち止まって、相手のほうに向き直って挨拶をしましょう。相手に敬意を払っていることが伝わり、「礼儀正しい人だ」という印象が残ります。


特に、まだ社会経験の浅い若い世代の人は、相手に声をかけられたら、自分のやっている作業の手を完全に止めて、相手のほうに向き直り、「はい、ななんでしょうか? うけたまわまります」と聞く態度を見せると、誠実さをアピールできます。


上司など、目上の人に呼ばれた場合は、メモを持って立ち上がり、その人の隣に行って用件を聞くことです。何か作業をしながら、顔も上げずに返事だけをする姿勢は、いただけません。


そんなに堅苦しく……と感じるかもしれませんが、まだ常識やビジネススキルが完璧に備わっていない若い人の場合、礼儀正しさを徹底しておくことが、のちの財産になるのだと、心に留めてください。