第１３０２冊目　人生を変えるマナー [単行本（ソフトカバー）]　三厨万妃江 (著)

整えるべきは笑顔と身だしなみ

第一印象、つまり０.１秒で相手によい印象を与えるには、「笑顔」と「身だしなみ」は絶対要素です。

こらら一つひとつは決して難しいことではありませんが、継続して徹底することが大切です。

私からお勧めする方法は、「鏡を見る習慣を日常の中に作る」ことです。

自宅を出る前に姿見で身だしなみの全身チェック、出勤したら洗面所の鏡で髪型や顔、そして表情をチェックします。

身だしなみとあわせて鏡に向かってにっこり「笑顔」のチェックも大切です。

よい人間関係が築けるかどうかは、毎日のこうした小さな積み重ねにかかっています。

初対面のとき、たいていの人は最初に表情を見ます。このときどんな表情がふさわしいかというと、もちろん「笑顔」です。

ところが、どうしても緊張してしまい「こわばった顔・怖い顔」になってしまう人が少なくありません。そうすると、そのこわばった表情が普段の表情なのだと思われ、「怖そうな人だなあ、感じの悪そうな人だな」という印象を与えてしまいます。

初対面ですから多少なりとも緊張するのは仕方ありませんが、そのために印象が悪くなってしまうのはもったいない話です。

そのようなときも、「笑顔」で緊張を解きほぐします。

笑顔によって頬が緩むと、心の緊張も少し緩みます。相手が笑顔になれば、あなたも居心地がよくなるはずです。

お互いを気持ちよくする「笑顔」をあなたが先に発信することで、それが安心感につながり「この人とだったらきっとうまくやっていけるだろう」と好印象でスタートを切ることができるのです。

相手がどう感じるか、相手がどう思うかを常に考え、行動しましょう。