第422冊目 アイデアのちから チップ・ハース/著 ダン・ハース/著 飯岡美紀/訳

アイデアのちから

アイデアのちから

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面白くない文章の特徴は、だいたい予想通りだった。何が言いたいかわからず、形式的すぎ、専門用語が多い。一方、「これは」と思う文章の長所も、ほぼ予想通りだった。構成が明確、事例に実感がわき、文章も流暢だ。「ところが」と、チャルディーニは言う。

「意外なことに気づいた。優れた文章はすべて謎かけで始まっている。つじつまの会わない問題状況を書いた上で、読者を謎解きの世界に誘って、物語を展開している」

  • 今日の名言

「どんな馬鹿でも、あら探しをしたり、難くせをつけたり、苦情を言ったりできる――そしてたいていの馬鹿がそれをやる」――ベンジャミン・フランクリン

序章 アイデアのちから
ポップコーンの真実
「記憶に焼きつく」とは? ほか

第一章 単純明快である
サウスウェスト航空の「核となる部分」の見きわめ方
リードの埋没 ほか

第二章 意外性がある
関心をつかむ
 誰も予想しない
 驚きの眉 ほか

第三章 具体的である
自然管理委員会
引き算の理解 ほか

第四章 信頼性がある
信頼性を見出す
パム・ラフィンは反権威者 ほか

第五章 感情に訴える
真実
意味の拡張と関連づけの効果
意味拡張との戦い:「スポーツマン精神」のケース ほか

第六章 物語性
ゼロックス社員の職場の会話
受け身ではない聴き手
■ アイデア・クリニック 問題のある学生への対応
励ましとしての物語―ジャレドの逸話 ほか

終章
記憶に焼きつく要素
発見力 ほか

アイデアのちから

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