第1冊目 人生と財産―私の財産告白 本多 静六 (著)
- 作者: 本多静六
- 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 単行本
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好景気時代には勤倹貯金を、不景気時代には思い切っ投資を、時機を逸せず巧みに繰り返す
常に収入の4分の1を天引き貯金すること
いくらか貯まったことで、巧みに投資に回すこと
無理をしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと
よけいな謙遜をするな
人を使うのには、人の名前を、早く、正しく覚え込むことといったが、これはなんでもないことのようで、極めて大切なことである。
人の意見をよく聞くこと
原則として個人間に金銭貸借を行わないこと
功は人に譲り、責はみずから負うこと
善を称し悪を問わないこと
本業に妨げなき好機はいわしくも逸しないこと
一度定めた職業は、一生それを突き通す覚悟で、つき進まなければならぬ
人から受けた恩は必ず返すこと
恩は恩で返せ、断じていわゆる仇で返すようなことがあってはならぬ。しかも、その恩に恩をもって報いる謝恩は、できる限り早く、その時々に行うように勤めるがよい。