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第3850冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-やる気を高めるリーダーになる
リーダーはスタッフのやる気を高めなければなりません。やる気を高めるリーダーはスタッフに信頼されているということです。スタッフは、リーダーが信頼できる人間かどうか常に見ています。信頼を獲得し、スタッフのやる気を高めるためには、普段からの言動や姿勢が問われています。
あなたはスタッフのやる気を高めるリーダーか、確認しましょう。
やる気を高めるリーダー
メンバがほめられると一緒に喜び、がんばりとして評価する
あいさつや身だしなみ、整理整頓など基本的なことを率先して行っている
メンバーの成功体験や失敗体験から学ぶ姿勢がある
メンバーの失敗を自分の失敗としてとらえ、一緒に責任をとってくれる
メンバーや利用者などに対して、常にポジティブな姿勢で接することができる
やる気をなくさせるリーダー
自分の過去の成功体験を押しつけるばかりかで、柔軟な発想でアイデアが出せない
会議などの場で、すべて自分の手柄のように報告する
メンバーがほめられると、自分の指導がよかったからだとだけ考える
すぐに責任回避し、保身に走る
朝礼や打合せで、いつも売上や稼働率などの数字のことがかりを中心に話す
リーダーには、思いやりが必要
やる気を高める行動をとっていない人は、心のどこかで「スタッフはリーダーのために働くもの」と考えていませんか? もしそうであれば、自分が思い描く「リーダーのあり方」を根本的に変える必要がありそうです。近年、基本の企業にも広まっている「サーバントリーダーシップ」という概念を知って、自分を振り返るといいでしょう。
これは、R・グリーンリーフが1970年に提唱した「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学に基づいており、支援(サーバント=奉仕)を通じて、周囲からの信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況をつくり出すリーダーシップのことです。