第3780冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田 則夫 (著)

 

 

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

 

人の威光を笠に着る姿勢を少しでも見せると、部下からは、力がないのに威張り散らす情けない上司とみなされ、尊敬と信頼は得られなくなる。

 

 

虎の威を借るような行動を示し始めると、感覚が麻痺してくる。実は他者が自分の指示に何も言わず従ってくれるのは、自分にリーダーシップがあるからではなく、背後に威厳のある人がいるからだ、ということに気づかなくなる。自分を過大評価する姿勢に陥りやすいので要注意。

 

 

業務に一切関係のない職員のプライベートを根掘り葉掘り聞くような行為は、聞き方や聞く際の態度によっては、人権侵害行為(ハラスメント行為)をみなされるケースがある。部下や後輩のプライベートに不用意に立ち入らないよう心がけなければならない。

 

 

リーダーシップを発揮する立場になったら、リーダーとして何を他の職員と情報共有する必要があるか、リストアップし、整理する作業に取りかかる。続いて、情報共有がスムーズに行くようにするためにはどうすればよいか、具体的方法の確立に向けて知恵を絞る。