第3710冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

 

 

 

 

部下や後輩が自分の指示を理解してくれないという事態に直面したときは、相手を責めるという姿勢を示すのではなく、指示の出し方に問題がないか、まずは振り返る姿勢をもつ。

 

 

自分の指示の出し方、すなわち、伝え方に問題があることがわかった場合は、理解につながるようなコミュニケーションの工夫をする。具体的には、指示を出す前に、何を伝えたいか、なぜそれを伝えたいと思っているのか、確認する。そのうえで、「何を」「何のために」「いつからいつまでに」「どのような手順や方法で」などを意識しながら、伝えるようにする。

 

 

部下に、「何を」「どうするのか」、考えてもらう場合であっても、指示を出す上司自身(リーダー自身)が、「何を」「どうすることを求めるのか」という点について見当をつけておくことが必要だ。そうでなければ、指示を受けて、部下が動き始めたとき、期待通りに動いているか、判断できなくからだ。また、途中で質問を受けたとき、「何を」「どうするのか」、明確な指針が示せないからだ。