第3684冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

 

 

 

-クオリティー・マネジメント

 

質の高いサービスを提供する事業所となるためには、常に業務を点検し、レベルアップを図る姿勢を組織全体で共有していくことが必要になる。その牽引者としての役割を果たすのがリーダー職員である。

 

 

業務点検の際には、職員目線や事務所目線からではなく、徹底的に利用者の視点で業務チェックに取り組むという共通認識が必要になる。利用者あるいは家族の視点から考えたとき、提供されるサービスや行われている業務のなかに、改善が求められるところはないか、問題と指摘されるようなことはないか、チェックしていく。

 

 

明らかになった問題や修正点は、緊急性や重要度などを勘案したうえで、どれから取り組むか優先順位を決める。解決に向けて行動を起こすことを決めた問題や修正点については、なぜそのような状況が生じているのか、原因を明らかにする作業に取り組む。そのうえで、改善計画を立案し、実施していく。