第3698冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

 

 

-ストレスとうまく付き合い、感情コントロールができる人

 

 

ストレスやプレッシャーとうまく付き合い、常によい心の状態で働く力、いわゆる、ストレス・マネジメント・スキルは、福祉の賞場で働くすべての人が習得すべき重要なスキルの一つである。

 

 

このスキルが不十分であると、冷静な判断ができなくなり、精神的に追い込まれやすくなる。感情コントロールがうまくできなくなり、自身の持ち味を十分に発揮できなくなる。結果的に極めて低いパフォーマンスに終わるという状況に追い込まれる。

 

 

こうした状況の防止に向けて、管理監督者レベルのリーダー職員がイニシアチブをとり、職員が働きやすい組織環境の醸成に全力を尽くす。悩みや困り事について気軽に相談できる体制を整備する。ワーク・ライフ・バランスの充実に向けた勤務体制を整備する。職員が相互に協力し合える組織環境づくりに努めていく。

 

 

同時に、職場全体でストレス・マネジメントの基本的考え方とスキルの習得に向けた研修会、あるいは勉強会を開催する。新任職員の研修プログラムに、ストレス・マネジメント・スキルの基本が学べる機会を提供する。常に最善のパフォーマンスが披露できる職業人となるためのポイントを学べるようにする。