第3488冊目  FBI捜査官が教える第一印象」の心理学 ジョー・ナヴァロ (著), トニ・シアラ・ポインター   (著), 西田 美緒子 (翻訳)

 

 

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

 

 

 

-大きな自信を表す手の動き

 

 

尖塔のポーズ――両手を広げて指先どうしをつけるしぐさ――は、非常い強い自信を表現する。弁護士、判事、大学教授、会社役員は、自分の言葉、考え、地位に対する自信を表すために(クセで、または練習の成果で)頻繁にこのポーズをとる。尖塔のポーズは無意識のうちに出るものだが、世界共通で、とても重要だ。自分自身、自分の意見、そして自分の考えかたに安心感をもっていることを表す。

 

 

このポーズには自分のメッセージを強めるという働きだがある。セミナーを行うときや大勢の前で話すとき、あるいはプレゼンテーションの場で、必要に応じてこのポーズをとれば、自分が言っている内容に自信があることを聴き手に伝えることができる。何年も前になるが、講演会の講師は尖塔のポーズをとるべきではないと言った人がいた。しかしそんな言葉は忘れたほうがいい。誰かが確信をもって話していると判断するために、私たちはこのしぐさを期待している。