第3460冊目 できる人の仕事の基本ワザ大全―――時間管理から人間関係、発想術まで、今日からすぐ使える! (知的生きかた文庫) 幸運社 (編集)

 

 

 

 

 

-ひらめきはすぐにメモする

 

 

ニュートンが、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を思いついたのは有名な話です。また、日本人として初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、夢で中間子理論を思いついたそうですし、ビートルズの名曲「イエスタデイ」も夢からその着想が生まれたといわれています。

 

 

このように、意外な場所は状況で思いついたアイデアが新しいビジネスのヒント、問題解決につながることは珍しくありません。本や雑誌でも、そんな話によくお目にかかるものです。

 

 

中国にも「馬上、枕上、厠上(馬に乗っているとき、眠っているとき、トイレに入っているとき)」という古い言葉があります。これもアイデアや名案が思い浮かぶ場所を指しています。意外なときに意外な名案を思いつくという現象は、古今東西、共通して見られる現象のようです。

 

 

しかし、せっかく浮かんだ名案も、その場ですぐに書きとめておかないと、あっという間に忘れてしまうことがあります。「記憶力がいいから大丈夫!」と自信満々の人もいるでしょうが、人の記憶力というのは想像以上に脆弱なもので、「一晩寝たら忘れてしまった」という経験を持つ人もいるでしょう。

 

 

思いつきを実用的な情報として使いたいなら、常に記録できる準備を整えておくことです。そこで、常にポケットに入れて持ち歩きたいのが、メモ帳か付箋、ノック式のペンです。