第3459冊目 できる人の仕事の基本ワザ大全―――時間管理から人間関係、発想術まで、今日からすぐ使える! (知的生きかた文庫) 幸運社 (編集)

 

 

 

 

-声を出して読むと、理解力が倍増する

 

 

テレビで報道番組を視聴すると。リアルな動画やカラフルなグラフを用いた情報が目から入り、キャスターなどの出演者の声だけでなく、臨場感あふれる効果音など、耳からも情報が次々と入ってきます。

 

 

一方、ラジオでは人の声とせいぜい効果音が加わる程度で、映像そのものは想像するしかありません。しかし、その想像力こそが、聞いている人の心に響くといわれています。

 

 

本も同じ、いや、それ以上です。子ども向けの絵本には、絵がふんだんに使われていますが、大人が読む本といえば基本的に文字情報のみです。ビジネス書やノンフィクションであれば、写真や図版が添えられていたりもしますが、ほとんどは文字だけが頼りでしょう。本を読んでいる人は、文字情報から映像や音を想像してイメージをふくらませているわけです。

 

 

そこで、お薦めしたいのが「音読」です。

 

 

活字を目で追うだけでなく、声に出して読むことでリズムが生まれ、また、自分自身の声が耳から入ってきますから、理解力も2倍になります。

 

 

テレビやラジオで「名作の朗読」を見聞きしたことはあるでしょうか。

 

 

テレビでは舞台となった場所の風景やイメージ映像が流れることありますが、ラジオの場合は、ひとりの語り手が淡々と朗読するケースがほとんどです。朗読だけでなく聞く人の情感に訴えるのですから、見事しかいいようがありません。