第3438冊目 90秒で好かれる技術 単行本(ソフトカバー) ニコラス・ブースマン (著), 中西 真雄美 (翻訳)

 

一人でテニスをしている姿を想像してみよう。あなたの打ったボールがネットを超えても、それが戻ってこなかったら、また別のボールを打たなくてはいけない。そしてまた次のボール。すぐに横になってしまうはずだ。

 

 

つながりとは双方向のシステムで、関わった者どうしが互いに相手をその気にさせる。あなたが興味をもっているような行動をとれば、私はあなたが興味をもってくれたのだと思う。あなたが何の反応も示さなければ、私はあなたが興味をもってくれなかったのだとみなし、その場を離れたくなる。

 

 

だから、ボディ・ランゲージや顔の表情を使って、あなたが相手に興味をもっていることをきちんと示そう。身を乗りだす、身体を横に傾ける、椅子に浅く腰掛ける、笑顔を見せる、ときに顔をしかめる、肩をすくめる、両手を投げ出す、うなずく、声をたてて笑う、泣く……とにかく、反応を示すこと!

 

 

上司や同僚あるいはクライアントと話すとき、きちんとフィードバックを送ろう。「上司がフィードバックしてくれない」それが私がつねづね耳にする不満のひとつだ。

 

 

誰かがフィードバックを与えているとき、そのやり方を観察してみよう。とくにあなたが尊敬している人を観察してみよう。あるいは、逆効果を招く(関係を壊してしまうような)フィードバックとはどんなものか。

 

 

私のセミナーでは、出席者が用紙に記入をする際、終わったら言葉を使わないで私にそれを知らせるようお願いしている。さらに、私がそのメッセージを受け取ったことを確認することも。